「お笑いの殿堂」とも呼ばれる「なんばグランド花月」、通称NGKでは、あらゆるジャンルのお笑いを年中無休で発信しており、テレビでは味わえない笑いの真骨頂を堪能させてくれる。漫才や落語のほか、海外のパフォーマーも登場するバラエティ豊かなラインナップ。

もっとまじめに、上方演芸の歴史を学ぶことが出来るのが、「ワッハ上方」だ。文化としての笑いをテーマに、明治以降の演芸に関する資料を展示している。週末の午後には演芸ライブが、307席の「ワッハホール」で開催されている。

名優たちが江戸時代から脈々と築き上げてきた様式美を楽しむ歌舞伎。大掛かりな舞台装置や伝統的邦楽など、エンタテイメントとしての完成度の高さも圧倒的で、見る人を無条件に圧倒させてくれる伝統芸能だ。

知識ゼロよりは、ちょっとした予習をしていったほうが楽しめるだろう。初心者であれば、まずパンフレットに目を通し、あらすじをあらかじめ頭に入れておくだけでもかなり違う。日本史の勉強も兼ねて、下準備をしておこう。