大阪にはお笑い文化が生活必需品というレベルまで浸透しており、笑いが無ければ円滑なコミュニケーションもままならないとすらいわれる。そしてこのお笑い文化の牽引役を担っているのが、言うまでも無く「吉本」である。

人を楽しませるプロ集団の技が、独特のノリと間合いで舞台いっぱいに炸裂する様は、テレビでバラエティ番組をみて笑うのとは全く違うエンタテイメント体験になるはず。コテコテのギャグなのになぜか笑ってしまう。

こてこての大阪の笑いを堪能するなら、やっぱり「吉本新喜劇」だろう。現在史上最年少で座長を務めている小藪千豊は、「すべらない話」でも常連で全国的な人気の高い、手練の芸人。ベテランたちをまとめて行く技術がすごい。

もちろん全国で大阪だけ。お笑いの博物館、「吉本“笑”店街」は、なんばグランド花月の地下すぐにあり、数々のギャグをモチーフにした店舗や、なつかしの漫才の映像を見せてくれるコーナーなど、盛りだくさんの内容。