HOME > 「お笑い」の発祥の地 > 文楽 Part-2
文楽 Part-2
「人形遣い」は、頭と右手を操る「主遣い」をリーダーとして、左手を「左遣い」、足を「足遣い」がそれぞれ担当している。重いものでは数キロにも及ぶ人形を、完璧な連携で動かしていく。その動作は時に人間を超越するともいわれる。
大事な役割、太夫
舞台上手に座り、床本を見ながら義太夫節を語るのが太夫。額に汗し、大阪弁で熱演する太夫には、目に涙を浮かべながら語るものもいる。曲節は、台詞を語る詞と、三味線を入れて情景描写がなされる地の大きく分けられる。
文楽 Part-3
太夫とタッグと組み、音で物語るのが「三味線」の役割だ。文楽では、三味線のなかでもっとも大きい太棹が使われ、ダイナミックでどっしりとした音を響かせる。舞踏的要素の強い曲などでは複数の三味線による連引きなども行われる。
国立文楽劇場
国立文楽劇場では、年4回の文楽本公演のほか文楽鑑賞教室を年1回行っている。上方芸能の普及、保存、公開を目的とした国立劇場で、館内には文楽の歴史などを紹介する資料展示室も併設されており、文楽を楽しむための素養を育む事が出来る。