クールで落ち着いた雰囲気が漂うのは南船場だ。材木問屋からオフィス街、ショッピングエリアと変貌を遂げてきた歴史を持つ。ランドマークである浜崎健立美術館をはじめハイセンスなビルと、懐かしい風景とが混在している。

ひしめきあうショップはおよそ800といわれる心斎橋最大のショッピングスポット、アメリカ村。関西圏のストリート文化を背負って立つ文化発信基地である。輸入雑貨やレストランなども多く、商品が通りにはみ出すほどの熱気を感じられる。

梅田と肩を並べる大阪の大繁華街、なんば。ド派手なグリコやカニの看板、吉本の各劇場など、大阪のイメージを凝縮したような街だ。戎橋、千日前通りを越えて日本橋・ミナミと続くこのエリア、歩いているだけでも楽しいはずだ。

「これぞ大阪」という景観が現前する道頓堀。多数の飲食店が建ち並び、有名なカニ道楽やグリコの看板をはじめ、派手なネオンが夜通し街を彩る。日本橋は、秋葉原と肩を並べる一大電気街。個性的な雑貨店やおもちゃ屋さんも多い。